動物園やレジャー施設の夜間開園イベントを企画していると、「日中とは違う特別感をどう作るか」が課題になります。花火は使えない、大がかりな舞台も組めない、それでも来場者の記憶に残る演出がほしい。今回は、そうした条件下で実施したよこはま動物園ズーラシアでのナイトバブルショーの出張レポートをお届けします。
開催概要
| 開催日 | 2026年8月9日(日) |
|---|---|
| 会場 | よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市旭区) |
| イベント | 夏季夜間開園イベント |
| 演目 | ナイトバブルショー(照明機材持ち込み・LED演目なし) |
| 構成 | PoiGraphics 2名体制 |
| ステージ | 15分 × 2ステージ(18:00〜/18:45〜) |
| 観客数 | 1ステージあたり約100名 |
| 実施場所 | 園内屋外スペース(●) |
「まだ明るい時間帯」のナイトバブルショーをどう成立させたか

今回もっとも条件が厳しかったのが、開始時刻の明るさです。8月上旬の18時台はまだ空に光が残っていて、完全な暗闇にはなりません。ナイトバブルショーは暗さを前提にした演目なので、通常であればもっとも不利な時間帯です。
そこで今回は照明機材を持ち込み、泡そのものを照らす構成に切り替えました。周囲が明るくても、泡に直接光を当てれば色は乗ります。空の明るさに負けない光量を確保できるかどうかが分岐点で、結果としてはっきり見える状態を作れました。
代表:アイク「日没まで待てない」タイムテーブルは屋外イベントだとよくあります。照明を組める前提なら、明るさが残る時間でも問題なく実施できます。
照明を動かしながら演じる2名体制

今回はPoiGraphicsの2名で入りました。単純に演者が2人いるという話ではなく、照明機材を稼働させながら同時にパフォーマンスを行う構成です。照明オペレーター用のスタッフを別途立てず、演者側で光をコントロールしています。
この方式の利点は、主催者側の人員負担が増えないことです。出演者2名の手配だけで、照明演出込みのショーが完結します。夜間開園のようにスタッフが園内各所に分散する運営では、この点が効いてきます。
フィナーレはバブルマシンを全開に
ショーの終盤は、バブル機材をフル稼働させて泡の量を一気に上げる構成にしています。照明で色づいた泡が視界を覆う状態を作り、その中でパフォーマンスを続けます。
15分という尺の中では、この最後の1分をどこに置くかで印象がほぼ決まります。序盤は泡の量を抑えて動きを見せ、終盤で一気に開放する。同じ機材でも、この配分を変えるだけで盛り上がり方は大きく変わります。
床を汚せない会場での実施方法
ナイトバブルショーで主催者からもっとも多くいただく質問が、床の汚れです。今回の会場も床面を汚してはいけない条件だったため、実施エリアにビニールシートを敷いて養生した上でショーを行いました。
養生を入れれば、床材を選ばずに実施できます。逆に、屋外の土や芝生など汚れを気にしなくてよい環境であれば、泡の量をさらに増やした激しい演出が可能です。会場条件に応じて演出の強度を調整するのが前提になります。
| 会場条件 | 対応方法 | 演出強度 |
|---|---|---|
| 床を汚せない(施設内・舗装面) | ビニールシートで養生 | 標準 |
| 土・芝生・屋外広場 | 養生不要 | 泡量を増やした構成が可能 |
夜間開園イベントにナイトバブルショーが向く理由
動物園の夜間開園は、来場者にとって「いつもと違う園内を歩く」こと自体が体験になっています。そこに通常営業では出会えないショーが加わると、来場動機がひとつ増えます。今回も、園内を回っていたお客様が足を止めて集まる形になりました。
- 動物への音響負荷を抑えた音量設定で実施できる
- 火気を使わないため、屋外の許可要件が軽い
- 設営・撤収が短時間で済み、開園時間内の運営に干渉しにくい
- 小さな子どもから大人まで、説明なしで楽しめる
特に動物園・水族館のような施設では、火や大きな破裂音を伴う演出が使えないケースがあります。泡と光だけで構成できることが、この会場種別との相性につながっています。
PoiGraphicsについて
- NHK紅白歌合戦出演(2015年・氷川きよし演出)
- 静岡世界大道芸ワールドカップ出場(2024年)
- 出演実績300本以上

よくいただくご質問
- まだ明るい時間帯でも実施できますか?
-
可能です。照明機材を持ち込み、泡に直接光を当てる構成に切り替えます。今回のズーラシアでの実施も、空に明るさが残る18時台の開始でした。完全な暗闇のほうが有利ではありますが、明るさが理由で断念する必要はありません。
- 床が汚れませんか?
-
実施エリアにビニールシートを敷いて養生します。今回の会場も床を汚せない条件でしたが、この方法で対応しました。土や芝生など汚れを気にしなくてよい環境であれば、養生なしで泡の量を増やした構成も可能です。
- 1回のショーは何分ですか?
-
今回は15分×2ステージの構成でした。来場者が入れ替わる回遊型のイベントでは、短めの尺を複数回まわす形が有効です。1ステージ完結の長尺構成にも対応できますので、イベントのタイムテーブルに合わせてご相談ください。
- 電源や音響は用意が必要ですか?
-
会場の設備状況によって変わります。電源の位置と容量、音響の有無をお知らせいただければ、持ち込み範囲を含めてご提案します。会場写真をお送りいただくと、より具体的な回答が可能です。
- 動物がいる環境でも大丈夫ですか?
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火気を使わず、音量も会場条件に合わせて調整できます。動物への配慮が必要な施設での実施実績がありますので、制約条件をお伝えいただければ、それに合わせた構成をご用意します。
ナイトイベントの演出をお考えの方へ
動物園・レジャー施設・自治体の夜間イベントなど、屋外での実施をご検討中でしたらお気軽にご相談ください。会場写真1枚から、実施可否と構成案をご提案します。


