イベントの出し物として「シャボン玉ショー」を検討しているものの、費用の相場・会場の条件・依頼の流れがわからず動けない——そんなイベント担当者の方に向けて、演者側の視点から実際のところを整理しました。屋内外どちらで呼べるのか、電源や養生はどうなるのか、当日までに何を決めておけばよいのかまで、発注前に知っておきたい情報を一通りまとめています。
シャボン玉ショーとは(公園の遊びとは別物)

シャボン玉ショーは、プロのパフォーマーが専用の道具と特殊なシャボン液を使い、大小のシャボン玉・煙を閉じ込めた泡・連続放出・巨大シャボン玉などを音楽に合わせて見せるライブパフォーマンスです。公園で市販の道具を吹くシャボン玉遊びとは、道具・液・演出設計のすべてが異なります。
ショーは主に、泡そのものの造形と量、音楽と動きの構成、観客の巻き込み(体験パート)の3要素で組み立てられます。数人規模の室内から数百人規模の屋外まで、会場に合わせて泡の飛ばし方や立ち位置を変えるのがプロの仕事です。同じ「シャボン玉」でも、昼と夜、子ども向けと大人向けで構成はまったく変わります。
シャボン玉ショーの種類

ひとくちにシャボン玉ショーと言っても、演出の方向性でいくつかのタイプに分かれます。イベントの目的に合うタイプを選ぶことが、満足度を左右します。
| タイプ | 特徴 | 向くイベント |
|---|---|---|
| 通常のシャボン玉ショー | 大小の泡・連続放出・巨大シャボン玉を組み合わせた基本形 | 子ども会・園行事・祭り |
| 体験型(巨大シャボン玉) | 子どもが泡の中に入る・触れる参加パートを含む | ファミリー向け・集客イベント |
| マジック融合型 | 手品と組み合わせて緩急をつける | 幅広い年齢層のステージ |
| サイエンス型 | 泡の仕組みを見せる教育要素を含む | 学校・科学イベント |
| ナイトバブルショー | 暗所で照明を当て、色づいた泡を見せる | 夜間イベント・イルミネーション・企業 |
特に近年は、照明とシャボン玉を掛け合わせるナイトバブルショーが、夜間の集客イベントやイルミネーション演出で選ばれるケースが増えています。詳しくは記事後半で解説します。
どんなイベントで呼ばれるか

シャボン玉ショーは客層を選ばず、次のような幅広いイベントで採用されています。
- 子ども向け:子ども会、幼稚園・保育園の行事、お楽しみ会、児童館、誕生会
- 学校行事:PTAイベント、運動会、学校祭
- 地域・季節イベント:夏祭り、盆踊り、商店街イベント、クリスマス会
- 企業・法人:ファミリーデー、周年イベント、社内パーティ、展示会・PRブース
- 商業施設・自治体:集客イベント、夜間の回遊促進、イルミネーション連動企画
- 野外:公園、駐車場、海岸、キャンプ場、フェス
企業のファミリーデーや商業施設の集客イベントでは、来場者が自発的に撮影・投稿しやすいことが採用理由に挙がることが多く、夜間演出と組み合わせて滞在時間を伸ばす使い方も広がっています。年齢層や会場の明るさに合わせて、通常のショーとナイトバブルを使い分けるのが効果的です。
出張シャボン玉ショーの費用相場
費用は演者・規模・時間・演出内容によって変わりますが、出張シャボン玉ショーの一般的な相場は次のとおりです。
| 区分 | 目安 |
|---|---|
| 小規模・短時間(20分前後) | 3万円〜 |
| 標準的なショー(子ども向け・園など) | 5万円〜10万円 |
| 照明・音響を伴うショー(夜間・大規模) | 10万円〜 |
| 出張費 | エリアにより別途加算 |
相場に幅が出るのは、次の要素で構成が変わるためです。
- 演者の人数(1名か複数名か)
- 上演時間とステージ数
- 照明・音響・特殊機材を持ち込むか
- 会場までの距離(出張費)
- 他パフォーマーとのコラボレーション構成か
注意 極端に安い見積もりは、上演時間が短い・泡の量が少ない・機材が簡易といった理由があることも。金額だけでなく、出演料・出張費・機材費の内訳が分かれているかを確認するのが失敗を避けるコツです。予算を先に伝えれば、その範囲で組めるプランを提案してもらえます。ポイグラフィックスの料金は料金ページ、ナイトバブルショーの料金はナイトバブルショー料金プランで確認できます。
会場条件と準備(発注前に確認すること)
シャボン玉ショーは屋内・屋外どちらでも実施できますが、会場によって事前に確認しておくべき点があります。ここは発注者側が見落としやすく、当日のトラブルにつながりやすいポイントです。
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 電源 | 照明・音響・バブルマシンを使う場合は電源の有無。無い会場はバッテリー持ち込みで対応可能かを確認 |
| 床・養生 | 泡で床が濡れる・滑る場合があるため、屋内は養生シートの要否を確認 |
| 暗転可否 | 体育館など屋内でナイトバブル演出をする場合、暗転できるかで見え方が大きく変わる |
| スペース | 演者の動線と観客との距離。屋外は風向きで泡の流れる方向が変わる |
| 天候(屋外) | 強風・雨は泡が飛びにくく中止判断が出ることがある。雨天時の代替を事前に決めておく |
| 所要時間 | 1ステージ20〜30分が目安。設営・撤収の時間も見込む |
屋外で電源が取れない公園・駐車場・海岸などでも、機材とバッテリーを一括で持ち込む体制があれば開催できます。会場の写真を事前に共有すると、当日の段取りが正確になり、トラブルを減らせます。
実際の現場から:LED×ナイトバブルの実施例

2025年10月、東京都板橋区内の小学校PTAイベントで、ナイトバブルショーとLEDポイを組み合わせた構成を実施しました。シャボン玉を前方、LEDポイを後方に配置し、手前で泡が舞う奥で光が動く、奥行きのある画作りとしています。
この構成で分かったのは、前後で役割を分けることで、泡と光が互いを打ち消さずに見せられるという点です。学校行事のように幅広い年齢層が集まる場では、単体よりも組み合わせた構成の方が反応が出やすい傾向があります。当日は体育館での実施だったため、暗転可否の事前確認が構成を決める鍵になりました。詳しい当日の様子は出張レポートに動画付きでまとめています。
依頼から当日までの流れ
- 問い合わせ:日時・会場・人数・年齢層・予算・希望時間を伝える
- ヒアリング・見積:会場条件を確認し、プランと金額を確定
- 事前調整:進行、電源・養生、暗転可否、雨天対応などをすり合わせ
- 当日:設営 → 本番 → 撤収。写真撮影の時間を組み込むことも可能
問い合わせの段階で上の情報がそろっていると、初回のやり取りで具体的な提案と見積もりが出やすくなります。特に年齢層と会場の明るさは、昼のショーかナイトバブルかを分ける重要な情報です。
失敗しない業者の選び方
- 会場条件(電源・屋内外・天候・暗転可否)への対応可否を明記しているか
- 実際の出演映像で、泡の量・演出のクオリティを確認できるか
- ターゲット層(子ども中心/全年齢/夜間演出)に合った実績があるか
- 見積の内訳(出演料・出張費・機材)が分かれているか
- 問い合わせへの返信で、会場や目的に合わせた提案があるか
映像は必ず確認しておきたいポイントです。写真では分かりにくい泡の量とステージ全体の動きが、そのまま当日の見え方になります。
昼と夜、どちらのショーを選ぶか
迷ったときは、会場の明るさとイベントの目的で判断します。明るい時間帯・子ども中心なら通常のシャボン玉ショー、暗い会場・夜間・SNSでの拡散や集客を狙うならナイトバブルショーが向きます。屋内でも暗転できる会場なら、日中でもナイトバブルの演出が可能です。
夜に映える「ナイトバブルショー」という選択肢
夜間イベントやイルミネーションと組み合わせるなら、照明で色づいた泡を放つナイトバブルショーが向いています。ポイグラフィックスはLED演出とナイトバブルを組み合わせた構成に対応しており、夜間の集客・SNSでの拡散・滞在時間の延長を狙うイベントで採用されています。詳しくはナイトバブルショーのページと解説記事をご覧ください。
もちろん、昼の会場や子ども向けイベントでの通常のシャボン玉ショーのご相談も受け付けています。会場・年齢層・目的に合わせて、昼・夜どちらの構成もご提案します。
ポイグラフィックスの実績
ポイグラフィックスを主宰するアイクは、光を軸としたパフォーマンスでNHK紅白歌合戦への出演、静岡世界大道芸ワールドカップへの出場、出演300本以上の実績があります。LEDを用いた演出を専門としてきた背景から、シャボン玉に照明を掛け合わせるナイトバブルの演出設計を得意としています。実際の出張現場は出張レポート一覧から確認できます。
この記事の執筆・監修
アイク(池田優輝)/LEDアートパフォーマー・PoiGraphics主宰。NHK紅白歌合戦出演、静岡世界大道芸ワールドカップ出場。光を軸に出演300本以上。ナイトバブルショーの現場経験をもとに、発注者が知りたい会場条件・費用・進行を解説しています。

