2023年6月18日、エンタメガールズグループ TiiiMO(てぃーも)さんの1周年記念ライブ『202X 1st. ANNIVERSARY』で、グラフィックポイ(ビジュアルポイ)を使ったパートに演出協力として関わりました。
やったことは一言でいうと、グループのロゴを、光の軌道としてステージ上に描くという演出です。このページでは、その中身と、同じことを自分のライブでやる場合に何が必要になるかを書いておきます。

案件の概要
| 公演名 | TiiiMO『202X 1st. ANNIVERSARY』 |
|---|---|
| 開催日 | 2023年6月18日 |
| 行事の種類 | アイドルグループの1周年記念ライブ |
| 関わり方 | グラフィックポイパートの演出協力 |
| 使用した道具 | グラフィックポイ(ビジュアルポイ) |
グループのロゴを、そのまま光で出せる
グラフィックポイは、高速で回転させたときの軌跡そのものを絵にする道具です。LEDの発光を回転位置に合わせて切り替えることで、空中に一枚の画像が浮かんで見えます。つまり、出したい絵柄をデータとして仕込めば、その場のためだけの絵を出せるということです。
この日は、TiiiMOさんのロゴを軌道として出しました。ロゴという図形は円や曲線と相性の良し悪しがはっきり出るのですが、このロゴは軌道にきれいに乗ってくれました。周年ライブの場合、ロゴのほかに「1st」「1st ANNIVERSARY」といった年数の表記、メンバーカラー、メッセージなども同じ仕組みで出せます。
周年ライブと相性がいい理由
その日にしか意味を持たない絵が出せる
汎用の演出機材は、どの現場でも同じ絵になります。グラフィックポイは絵柄が差し替えられるので、ロゴと年数を入れた時点で、その公演専用の絵になります。周年という「回数を祝う」行事とは、ここが噛み合います。
照明を落とす場面をそのまま使える
ライブハウスやホールは、曲間や転換で客電と舞台照明を落とす瞬間が必ずあります。光の演出は、その暗さをそのまま利用できます。新しく仕込みを増やすより、すでにある暗転の一瞬を演出時間に変えるほうが、進行への影響が小さく済みます。
映像で見るのと、客席で見るのは別物になる
これは毎回そうなのですが、グラフィックポイはカメラより人間の目のほうがきれいに見える珍しい演出です。理由は単純で、空中の絵は残像として成立しているからです。カメラはシャッター速度とフレームレートで軌跡を切り取ってしまうため、実際には一枚に見えている絵が、映像だと途切れた線として写ることがあります。
この日も、記録映像より客席で見たときのほうが絵がはっきり出ていました。SNSで拡散する画としても機能しますが、本来の価値は会場にいた人だけが受け取るタイプの演出だと考えています。逆にいえば、配信やアーカイブが主戦場のコンテンツではなく、生の来場動機を作る側の演出です。
同じ演出を入れる場合に決めること
- 絵柄 ロゴや文字のデータをいただければ、軌道用に調整して仕込みます。図形によって出方の相性があるため、早めに現物を見せてもらえると精度が上がります。
- 持ち手 こちらのパフォーマーが持つ形と、演者さん本人に持っていただく形の両方があります。後者の場合は事前の練習時間が必要です。
- 尺と位置 曲中か、転換か、アンコール前か。周年ライブなら、ロゴを出す場所は公演の意味づけごと決まります。
- 進行 どのキューで光を立ち上げるかを、音響・照明の進行表に載せておきます。
火気は使わないため、屋内のライブハウス・ホール・スタジオでそのまま実施できます。
- ロゴ以外の絵柄も出せますか?
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出せます。文字、数字、シンボルマーク、メンバーカラーの配色など、データにできるものであれば軌道用に作り込みます。線が細すぎる図形や、情報量の多い図版は再現性が落ちるため、事前にご相談ください。
- 出演者本人が持つこともできますか?
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可能です。ただし絵を成立させるには一定の回転が必要なので、事前に練習の時間を取っていただく前提になります。難易度を下げた持ち方・見せ方に構成を寄せることもできます。
- ライブ全体の演出ではなく、1パートだけの依頼もできますか?
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できます。この案件のように、公演の中の一場面にグラフィックポイのパートを差し込む形での協力が可能です。逆に、複数曲にまたがる構成づくりから関わることもあります。
ライブ・周年公演の演出でお困りなら
PoiGraphicsでは、ロゴやメッセージを光で描くグラフィックポイの演出を、単独のショーとしても、公演内の1パートとしてもお受けしています。企画段階のご相談だけでも構いません。

