出張レポート
2019年11月17日、東京都多摩市のショッピングセンター「ココリア多摩センター」のイルミネーションイベントに、LEDパフォーマンスで出演しました。前日の点灯式ではチアダンスの演舞を光で照らす「ライティング」を担当し、翌日は正面玄関前で15分のLEDショーを2回行っています。
施設側の課題は、夕方の足早な来館者に足を止めてもらうことでした。この記事では、その課題に対してどんな構成を提案し、どう実施したかを、当時のやりとりをもとにまとめます。
開催概要
| 会場 | ココリア多摩センター(東京都多摩市)1階 正面玄関前 |
| 日程 | 2019年11月16日(土)イルミネーション点灯式でのライティング 2019年11月17日(日)LEDショー |
| ショーの時間 | 17:00〜17:15/18:00〜18:15(15分×2回) |
| 演技スペース | 軒下の約4m×4m。ロープパーテーションで観客エリアと仕切り |
| 演目 | グラフィックポイ(ビジュアルポイ)、LEDジャグリング |
| 出演 | Poi Graphicsのオリジナルメンバー Clau Solas(クラウソラス)2名 |
| 雨天時 | 館内7階の多目的ホールへ移動する計画 |
| ご依頼の経路 | 施設のイベント運営を担当する会社さまから、お電話とメールでご相談 |
ご依頼の背景:夕方の来館者は足早に通り過ぎる
最初のご依頼は「17:30〜18:00の30分でパフォーマンスを」という内容でした。ご担当者さまからは、正面入口で不特定多数のお客さまの足を止めるのは難しいというお話がありました。夕方の来館者は足早で、繁華街ではないショッピングセンターなので、なおさらです。
そのうえで施設側が目指していたのは、光のショーで足が止まり、その気分のまま買い物や食事に向かってもらうこと。ショーそのものを見せて終わりではなく、館内の回遊につなげるのが目的でした。
提案:30分1本ではなく、短いステージを複数回
30分のご依頼に対して、私たちは1回あたりを短くし、回数を増やす構成を提案しました。通りすがりの来館者は、30分同じ場所に立ち続けません。短く強いステージを時間をずらして行えば、それぞれの時間帯に通りかかった人を引き止められます。
提案したのは次の2案です。
| 案 | 内容 |
| 案1 | 15〜20分のオムニバス構成。グラフィックポイと各種LEDジャグリングを組み合わせ、イベントのテーマに合わせた画像とクリスマスソングを使う |
| 案2 | 10分前後のグラフィックポイのステージを、間隔をあけて複数回。稼働時間を長めに取る前提 |
ご担当者さまからも「10分を何回かのステージはかまわない」とお返事をいただき、最終的には15分のショーを17:00と18:00の2回行う形に決まりました。1時間あけることで、夕方の買い物客と、その後の食事の時間帯に来る人の両方にショーを届けられます。
前日の点灯式では、チアダンスの「照明」を担当
ショーの前日、11月16日(土)18:00にイルミネーションの点灯式がありました。点灯のあと、大学のチアダンスチームとマーチングバンドが館の周りをパレードし、正面口でそれぞれ演奏・演舞をする流れです。
このチアダンスの演舞について、ご担当者さまから相談がありました。正面口で何度か演舞をしているチームで、クリスマスらしい華やかさが欲しいという要望が出ている。演舞のときに、ビジュアルポイを照明として使えないかという内容です。
グラフィックポイは、空中に画像や文字を浮かべるパフォーマンス用の道具です。ただ、光そのものは色も動きもプログラムで決められるので、主役のショーではなく、ほかの出演者を引き立てる光として使うこともできます。この日はクラウソラスがライティングとして入り、チアダンスの演舞に光を添えました。
| 時刻 | 11月16日(土)点灯式の流れ |
| 16:30 | クラウソラス会場入り。チアダンスチームと打ち合わせ |
| 18:00 | イルミネーション点灯 |
| 18:03〜18:07 | チアダンス・マーチングバンドのパレード |
| 18:10〜18:14 | マーチングバンド演奏(正面口) |
| 18:15〜18:30 | チアダンス演舞(正面口)。クラウソラスがライティングを担当 |
点灯式は、点灯の瞬間に全員の視線が1か所に集まる場面です。その直後の演舞に光を重ねることで、点灯から演舞までをひと続きの見せ場にできます。
当日の現場条件
軒下の約4m×4mで成立させる
演技スペースは、1階正面玄関の軒下にある約4m×4m。ステージは組まず、ロープパーテーションで観客エリアと仕切りました。ポイは振り回す道具なので、観客との距離をあらかじめ確保しておくことが安全面で欠かせません。
事前の下見で明るさを確認
本番前の11月9日に現地を下見しました。正面入口は施設の照明があるため、完全に暗くはなりません。LEDの見え方は周囲の明るさで大きく変わるので、本番と同じ時間帯・同じ明るさを事前に見ておくことで、構成や立ち位置を決めやすくなります。
雨天時は館内の多目的ホールへ
軒下とはいえ屋外なので、雨天時は館内7階の多目的ホールに会場を移す計画が組まれていました。屋外の公演では、雨天会場と切り替えの判断時刻を事前に決めておくと、当日の混乱を避けられます。
商業施設のイルミネーションイベントでLEDショーを行うときのポイント
今回の案件から、商業施設でのイベントを企画する方に役立つ点をまとめます。
1回を短く、時間をずらして複数回
通りすがりの来館者が相手なら、長い1本より短いステージの複数回が向いています。今回は15分×2回を1時間間隔で行いました。
日没後の時間帯に置く
11月中旬は17時には暗くなります。LEDショーは暗さがあるほど映えるので、夕方以降の枠がおすすめです。イルミネーションの点灯期間中なら、光の装飾とショーを同じ時間帯に見てもらえます。
ショー以外の使い方もできる
今回の点灯式のように、ほかの出演者の演舞を照らすライティングとしてLEDを使うこともできます。「ショーを1本入れる」以外の形でも、イベントの目的に合わせてご相談ください。
よくあるご質問
- 商業施設の入口前など、狭い場所でもできますか?
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できます。今回は軒下の約4m×4mで行いました。ステージは不要ですが、道具を振り回すため、ロープなどで観客との距離を確保していただきます。
- 1日に何回公演できますか?
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今回は15分のショーを1時間間隔で2回行いました。回数や間隔は、来館者の動きや施設のスケジュールに合わせてご提案します。
- 雨の日はどうなりますか?
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屋外の場合は、事前に雨天時の会場を決めておくことをおすすめしています。今回は館内の多目的ホールを雨天会場として確保していました。
- 点灯式の演出だけをお願いすることはできますか?
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できます。今回は前日の点灯式で、チアダンスの演舞に光を添えるライティングを担当しました。点灯の前後の流れをうかがったうえで、合う形をご提案します。
- 費用はどのくらいですか?
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人数・時間・回数によって変わります。目安は料金ページをご覧ください。
商業施設のイベントにLEDショーをご検討の方へ
「イルミネーションの期間に何か目玉がほしい」「点灯式を盛り上げたい」という段階からご相談いただけます。会場の広さ、時間帯、雨天時の想定をうかがって、その施設に合う構成をご提案します。

